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ハーブ館

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八重咲きカランコエ


八重咲きカランコエ(クイーンローズ)


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karankoe2.jpg

ベンケイソウ科
 原産:マダガスカル島
 分類:多肉植物・鉢花
 別名 :ベニベンケイ


花色は白、黄色、オレンジ、ピンクなど、小さくて可愛い花姿です。
大きくならないので室内に置く鉢植えに向きます。


管理のポイント
花の咲く時期ー1月~5月と10月~12月
植え替えー6月中と9月~10月
肥料の時期ー5月~7前半と9月~10月

●寒さには弱いので屋外で育てている場合、冬は室内に取り込みます。
●夜も明るい場所では花が咲きにくいようです。
●過湿に弱いので、水をやりすぎないようにしましょう。



かかりやすい病害虫
灰色カビ病・アブラムシなど。
枯れた葉っぱなどをそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあります。
花がらや枯れた葉は摘み取り株をきれいな状態に保ちましょう。

日常の手入れ
花茎が伸びてその先にまとめて花をつけます。
次々と花茎があがってきますので、花が3割くらい枯れてきたら
思い切って花茎の付け根から切り落とします。

また、鉢植えを購入する際は全体的に間延びしていない
ガッシリしたものを選びましょう。

夏に新芽の先を摘んでおくと脇から新たに芽が伸びてきて
枝数が増えて結果として花数が増えます(この作業を摘心といいます)。

室内で育てていると葉っぱにホコリがたまりやすいので、
ときどき上から水をかけて洗い流してあげるとよいでしょう。  

開花期間は秋から春ですが、自然の環境下で育てていると花が咲くのは
冬以降になることが多いです。

つぼみができたあとに気温が10℃以下になると
つぼみの動きが鈍り、春に暖かくなるまで花が咲かないこともあります。
逆に暖かければ晩秋にできたつぼみは冬から花を咲かせます。

日当たり
10℃以下になると花つきが極端に悪くなり5℃くらいで生長が止まります。
冬は室内の暖かいよく日の当たる場所で育てましょう。
逆に夜は人工照明の光に当たり続けると花が咲きにくい状態になるため、
できれば蛍光灯の光などの当たらない場所で管理します。

カランコエは短日植物なのです。
一日の日の長さが短くなると花芽を付けるます。
夜にも照明が当たる場所では、植物自身が日長が長いと判断して
花芽が付きにくくなります。

短日処理
秋頃から花を楽しみたい場合は夏に短日処理を行います。 
7月~8月頃に夕方の5時頃から翌朝の7時頃まで
ダンボールなどをかぶせて意図的に日照を調整し短日の状態を作ります。
この作業はつぼみが確認できるまで毎日繰り返し行います。
目安としては30~40日間です。

花後の春~秋は戸外の日当たりがよく雨の当たらない場所で育てます。
強い直射日光に当たると葉が焼けてしまうことがありますので、
真夏は直射日光を避けた明るい日陰で育てます。
また、高温多湿時期は蒸れないように風通しにも気を使いましょう。

水遣りと肥料
葉が多肉質で中にたっぷり水が詰まっているため乾燥には大変強い植物です。
根が細く根ぐされを起こしやすいので水のやりすぎには気を付けましょう。

5~9月の生長期は鉢土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
冬は鉢土の表面が乾いて2~3日たってから水を与えます。

肥料は新芽が動き出す5月頃から秋まで。
液体肥料を10日に1回与えます(ただし夏の高温時期は根ぐされを起こしやすいので肥料は与えません)。

開花中は原則として肥料を与えなくてもよいですが、
リン酸分の多い肥料を与えることにより長く花を楽しむことができます。

用土はとにかく水はけをよくすること。
赤玉土(中~小粒)5:ピートモス2:川砂3

植え替えと増やし方
鉢の中が根でいっぱいになってしまうと、水はけが悪くなりますので植え替えを行います。

6月頃花が咲き終わったら枝を全体の半分くらいに切り戻し、
一回り大きな鉢に植え替えます。

植え替え直後は1週間ほど。
やや日の陰る場所で管理し、その後は通常の管理に戻します。

植え替え直後は一度たっぷりと水を与え、
その後はやや乾かし気味に保つのがコツです。

簡単にさし芽で増やす事ができます。
葉を4枚を目安に切り、バーミキュライトにさしておくと
1ヶ月くらいで根がでます。
さし穂は芽先がついていてもそうでなくてもかまいません。



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